職場では避けるべき話題

職場の不満は、様々な要因により現れます。ちょっとした工夫で解決できるのに、周りがそれをしないもどかしさから、つい不満を言ってしまうことはよくありますが、話し相手との上下関係に関わらず安易に不満を口にするのは良くないことです。

話の内容が周囲に漏れ伝わる可能性がありますし、単に悪口になるだけでは意味がありません。同僚を誘って飲み屋で会社の批判をする光景が見られますが、ただ自分を不利な立場に追い込むリスクを高めているだけで、あまり良い印象は得られないでしょう。

不満を公にする場合には、ただ愚痴を言うだけではなく問題点を明確にし、改善案を提案できるところまで意見を作ってから公言するようにしましょう。具体的に「これが嫌、この人が嫌」という言葉を出さずに、客観的なスタンスで自分に関係する問題(不満なところ)を伝えるのです。そうすれば愚痴や悪口ではなく、会社組織の一部に発生している問題として取り扱われます。そこで用意した改善案まで述べることができれば会社は動くでしょうし、ひいては評価の向上にもなるでしょう。会社での発言は全て公人としての言葉であることを忘れないようにすることが大切です。

職場に対する不満は、会社のシステムの不備であり大事にされるべき事柄です。具体的な改善点が自分で発見できるのですから、組織の発展に貢献できるチャンスでもあります。感情に流されることなく、そのチャンスを生かすように心がけましょう。積み重ねることで、きっと結果は付いてきます。